アダマン号に乗って 豊かな個性と誠実に対峙 - 日本経済新聞

明るい日差しが入るカフェ。ギターの伴奏にあわせ、短髪で歯の抜けたワークシャツの中年男がパンクロックを歌う。聴き入る人々。出入りは自由なので、背後を人が行き交う。男は体を揺すりながら熱唱。拍手がわき起こる。ここはパリの中心部。セーヌ川のはしけにたつ「アダマン」。看板にデイケアセンターとあるが、はてど…